KORGが開発した音源の紹介

EM-MDL1
KORGが開発したe/Merge用音源「EM-MDL1」

さて、引き続きeMergeの紹介を続けていきます。
第三弾は「おんげん!」デス

音源の出来。

PadはPearlが、音源はKorgが開発。
Padは叩けばすぐわかるにせよ、音源の出来や操作感覚は使ってみないとなかなかわかりません。

ちょっと「クセの強い」Korg音源を紹介していこうと思います。
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セッティングすると、通常ハイハットの奥側に位置することになるかと思います。
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こちらが音源、大きさとしては非常にコンパクトなデバイスです。
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ちなみに以前使っていたTD-20というRolandの音源がコチラ。
体積で言えば3倍くらい大きいです。

早速音を作っていきます。
音の作り方は手順としてはこうです。
「タイコ・シンバル・パーカッションなど音の種類を選ぶ」
→「チューニング・マイク距離・Pan(左右)・音量などを調整」
 →「リバーブ・コンプレッサーなどエフェクトを調整」


Rolandの場合
「スネアやタムなど種類を選ぶ」
→「口径・厚み・シェルの材質(ブラスやウッド)を選ぶ」
と、割とタイコそのものを作り上げていくような音作りなのですが、この点が変わっています。

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まず、セッティングしたいPadを一度叩いて選択。
「Custom」ボタンを押して楽器を選択します。
SD14x55
→スネア ドラム 14インチ 厚さ5.5インチ
Modern Maple
→メイプル素材のウッドシェル

という表記となっていて、実在のドラムの音をサンプリングしています。

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Levelは音量、TransposeやTuneは音の高低のセッティング。
実際のドラムを手にとった人であれば、なんとなく想像しながらセッティングしていけるかと思います。

セッティングの確定は「STORE」ボタンをPUSH(わかりにくい
その後、回転ボタンの中央の赤ボタンをPUSHで反映(わかりにくい

「STORE」が「適用」ってなかなかピンとこないんだよな・・・


で、音の音質についてはさすが。
再現度は非常に高く、そのものの音が出ます。

ただ、これには結構な理由もあるようで・・・(後述


ダイレクトアウトを使ってPadごとに録音を分ける。

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EM-MDL1にはUSB端子がついていますが、これはUSBメモリに保存したmp3などの音源を再生できる、というものであってPCと接続してオーディオインターフェース化できるなどの機能はありません。
※最近のRoland上位製品ではそういったことも可能

ダイレクトアウトの端子(ケーブル自体は普通のギターケーブルと同様)が8コあり、8コの接続箇所と2つのマスターアウトが存在します。
上記の写真で言うとカラフルなケーブルがダイレクトアウト、黒金のケーブルがマスターです。

これを
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オーディオインターフェース機能を備えたミキサーへ接続していきます。


E35qYoUVUAEUuBq
ただ、Padはシンバルも含めると10コ以上。
ダイレクトアウトは8コ・・・・ちょっと計算が合いません。

ここのセッティングがこの音源のミソになりそう・・・

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ダイレクトアウトのセッティングはトップ画面の「UTILITY」から入っていきます。
画面を見ればすぐ分かるのですが、どのアウトプットからどのPadの音を出すのかを1つずつ選択していくイメージ。

そして、ダイレクトアウトから出力させるとしたパッドは、マスターから出力されなくなります。

このセッティングを応用して
1:バスドラ
2:スネア
3:ハイタム
4:ロータム
5:ロータム
6:フロアタム
7:ハイハット
8:ライドシンバル
をダイレクトアウトから出力

シンバル類(クラッシュ・スプラッシュ・エフェクト)をダイレクトアウトからまとめて出力

とします。
E35qYoUVUAEUuBq
イメージとしては
E35qYoUVUAAkwja
こんな。
※タムのフチを叩くことでスプラッシュシンバルの音が出るようにしています

実際のライブでもタムには1つずつマイクを立てても、シンバル類は数本のマイクでまとめて録るので現実的ではあります。

これをミキサーへINし、ミキサーをオーディオインターフェースとして使えば・・・
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DAWでPadごとに分けて録音することが可能です。

Pearl/KORGの音源、ヨシアシ。

Rolandを長年使ってのKORGを使った感想。

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 良いなと思った点
音の再現性、強弱の再現性
実際の音をサンプリングした生々しさ
物理フェーダーで全体のリバーブが調整できる
大きさがコンパクト


 イマイチと思った点
セッティングのわかりにくさ
音を切り替えた際のレスポンスが遅い
ダイレクトアウトが8chしかないこと(いまは良いけどこれ以上Pad増やせない)
電源のオンオフがボタン長押し、めんどい
プリセットのセットはほぼ使わないので、ボタンの多くが無駄




結果として「リリース初代としては良い出来だけどRolandには一歩及ばない。が、価格は安いので許容範囲」というのが結論かなと。
あまりセッティングに時間掛けたくない場合や生音にこだわる場合はKORG、もっとマニアックなセッティングを詰めたい、ミキサー使わずにDAWと直結してパートごとのレコーディングを楽しみたい・・・などがあればRolandかなと。











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