株主といった関係性を飛び越えた協業社会。

さて、ここのところ通信関連の企業アライアンスが目まぐるしく増えております。
個人的にちょっとショックだったのが、まずこちら。

NECネッツエスアイ、モバイルインフラ建設に関する合弁会社をKDDIと設立
https://www.nesic.co.jp/news/2018/20180801.html

NECの関連会社とKDDIが合弁会社を設立。
今後ケータイの電波は4Gから5Gへとアップグレードされていきます。
この5G用のアンテナというのは物理的に別物なので、設備の刷新が必要です。

ここで、何故京セラとではなくNECと組んだのか??
がちょっと疑問でした。

現時点でもKDDI、auのアンテナの敷設は京セラがかなりの量、仕事をしていたりします。
またご存知の通り京セラはKDDIの株主でもあるわけなので、京セラの利益になれば、それが巡り巡ってKDDIに配当として還ってくる流れにもなり、協業のメリットは大きいわけです。
NECとはもともと仲が良かったという背景もあったわけですが、なぜ京セラと組まなかったのかは疑問でした。

今後、NECが持つ例えば生体認証だったり、サーバ関連のハードウェアだったりとか、他の方面での協業を強めていきKDDI側の利益へと繋げていこうとしているのかも知れません。


約47gで電子ペーパー搭載 世界最薄・最軽量のドコモ「カードケータイ」
http://ascii.jp/elem/000/001/758/1758079/

機能を電話に限定して、その分軽く軽量、小型化。
もうカード型にまでしてしまえーってほどになったカード型ケータイ。

機能限定型ではありますが、意外とこれは初心者向けではなく、玄人向けの機器デス。
ヘビーユーザーの3台目くらいに、通話専用として良い感じの機器になってますね。

ここのニュースで注目してほしいのは、このカード型ケータイをリリースしたっていうところよりも「DoCoMoから京セラ製のスマホがリリースされた」っていうところです。
実は初なんですよね。

上記にもありますが株という縛りがあったため今まで京セラ製のスマホはauからしかリリースされていませんでした。
が、今回は初めてDoCoMoからリリース。
これも、株式という関係性を飛び越えたアライアンスという内容になっています。



KDDIと楽天、決済、物流、通信分野における事業協争を推進
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/11/01/3456.html

さてさて、業界を激震させたKDDIと楽天の協業です。

楽天が第四の通信事業者として参入するにあたり、最初から全国のアンテナを敷設するってことができません。
そこで、設備としてKDDI、auのアンテナをしばらくの間借りて、その間にアンテナを敷設、最終的には自社のアンテナで運営をしていくという流れかと思います。
ここで、なぜKDDIと組んだのかというところですね。
楽天としては、最初から組むならDoCoMoかKDDIかの2択だったと思います。
緋色さんの会社にも楽天の三木谷さんと仕事されてた人が居るのですが、聞くとやはり三木谷さんと孫さんはメチャクチャ仲が悪い(と言うよりも対抗意識が強い)らしいんですよね。
お互いプロ野球チームを所持していて対戦をする場面もあるので、アライアンスを組むというのは最初から無かったのかなと思います。

じゃあ、KDDIと組むに至っての高橋社長の思惑的なところなのですが。

auの会員数と楽天の会員数って、どちらが多いかご存知でしょうか。
緋色さんも調べてみるまで良く知らなかったのですが、実はauユーザー、さらにはauでは無いけれどもWow!maやauほけんのユーザーっていう人を足し合わせた数よりも、楽天の会員数の方が倍近く多いんですよね。

そしてKDDIとしてはAmazonや楽天に比べると利用ユーザー数が少ないWow!ma通信サイトをもっと大きくしていきたいという背景があります。
そのためには間接コストを下げたい、そこへ楽天を使う。
また、楽天のユーザーがそのままWow!maをシームレスに使うことができるようになれば、若干カニバるかもしれませんが通販サイトとしての利用も増やせるという考え。

さらにはauポイント、WALLETポイントと楽天ポイントさえもシームレスに変換できるようになれば、ユーザーがauを経由して利用する金額自体が底上げされるというところも見込んでいるのだと思います。

個人的には楽天のサイト構成が苦手であまり使わないのですが、この2社の協業でどうやってDoCoMoと戦っていくのか、注目だと思います。



そして最後に
ソフトバンクとトヨタ自動車、新しいモビリティサービスの構築に向けて戦略的提携に合意し、共同出資会社を設立
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/corporate/24747176.html

えっ、トヨタとの提携先・・・KDDIじゃないの!?と多くの人が思ったのではないでしょうか。
ご存知の通りトヨタ自動車はKDDIの株主であり、トヨタの販売店はauの販売店を兼ねています。
そんな中、AIを応用したモビリティサービスではソフトバンクと提携を決定。
敢えてKDDIと競わせることとしたのか、それともAIではソフバン、ともう決める覚悟をしたのか・・・中に居てもよくわかりません^^;

ただ、やはり各通信業者だけではなく自動車業界も変革の時であり、その変革自体もさらなる速度アップを必要としています。
そのため、新しい風を受け入れるために敢えてKDDIではなくソフトバンクと組んだのかも知れません。


こんなカタチで、2018年のたった1年の間だけでも株主という枠組みを超えたアライアンス醸成が進みました。
もはやなりふり構わずな日本企業群。どーにか世界に置いていかれないよう上層部も必死なんだと思います。


そして末端の自分自身も、10年後20年後に生き残るために今を頑張るしかないのだなと実感します。






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