菅官房長官「携帯電話の料金は、4割程度下げる余地あり」

先日のニュースで出た上記発言。
引用元は以下。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180821-OYT1T50102.html
菅官房長官は21日、札幌市で講演し、携帯電話の通信料金について、「4割程度下げる余地はある。競争が働いていないと言わざるを得ない」と述べ、公正取引委員会と連携して事業者間の健全な競争を促す考えを示した。

 NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯大手3社の利益率が他業種に比べて高いとの認識を示した上で、「(事業者は)国民の財産である公共の電波を利用している。過度な利益を上げるべきではなく、利益を利用者に還元しながら広めていくものだ」と指摘した。

 これに関連し、総務省は23日から始まる有識者会議で、携帯電話の通信料金の値下げについて本格的な検討を始める方針だ。今秋には通信料金に関する検討会議も設置し、具体策を検討する。検討会議には有識者や携帯事業者のほか公正取引委員会も参加する方針だ。

<引用ここまで>

緋色さんの見解

今回のこのニュースを受けて、「そうだそうだー!」と言っている人間が多いことにビックリ。

だってさ、電話契約は義務ではないし、安くしようと思えばMVNOという選択肢がいくらでもあるじゃん。

そして自民党は企業の利益を押し上げて経済を上向きにさせて、従業員の給料も上げて、結果インフラ化にもして、みんなハッピーにしていくことが目的なのではないの??

キャリアに対して利益を削減させて従業員の給料も下げさせて結果デフレ化に向かわせる発言をするというのは、支持者に完全に背を向けた発言だと言わざるを得ない。

自民党なら、「通信キャリアはこんなに利益率が高い、だからそれなりに高い給与が支払え、優秀な人も集まりやすい。全国のどんな業種・企業でもこういう利益率を叩き出せるよう政府として後押ししていく」と発言してほしい。

麻生さんに対しては失言失言と重箱の隅をつつく報道をするくせに、菅さんのこの発言はどう考えても失言なのに、叩くどころが称賛する動きだ。

現在、野党の9割が幼稚園児しかいない状態のため自民党支持の緋色さんですが、これにはガッカリした。

「中の人」は精一杯の努力をしている

最終的な通信量の合計値について、「中の末端の人」は口出しをできはしないが、それでも一人あたり通信料金として得られる金額の中で、「絶対にサービスを切らさない」「新しい楽しみを提供する」ために、かなりの努力をしている。

ここを一つの前提としてほしい。


料金はじわじわ下がっている

いまスマホを使っている人はいつ頃からスマホを使っているのでしょう。

緋色さんは「スマートフォン」という単語が出る前からモバイル端末を使っていて、本格的に使いだしたのはWillcomの「W-zero3」という端末からでした。

l_st_wzero3-02

・・・懐かしい。

これにはモバイル用のWindowsが載っていて、これより少し前にモバイル端末として主流だったPalm OSを搭載したPDAよりも、かなり使いやすい機械でした。

しかし、キャリア側のインターネット通信はまだi-modeやEZ-Webなどが主流の時代。
モバイル用に最適化されているわけでもないホームページを開こうとすると、

1ページ開くごとに5円ほど課金されていました。

今ではとんでもない費用感だと思います。

その後、iPhoneの発表、国内展開、Androidの発表、SONY 初代XPERIA販売開始があり、これにキャリアは対応していくこととなります。
いわゆる「スマートフォン」という端末の夜明けです。

モバイル端末用の新料金プランと、キャリア側の誤算

初代XPERIAが発売され、緋色さんは発売日に購入しました。

それは端末が素晴らしかったことだけでなく、キャリア側がパケット使い放題プランとセットで提案していたからなんですよね。
毎月固定料金で、使い放題。
上記のW-zero3でビクビクしながら(クリックした先のページが画像いっぱいではないか・・・といった不安を感じながら)開いていたHPを、固定料金で開き放題になるのです。

これなら、ということですぐさま購入し、しばらくは快適に使っていました。

が、このプランにキャリア側の誤算がありました。

一般ユーザーにもスマートフォンが普及したんですよね。

今までは詳しい人だけが使っていたモバイル端末を、一般ユーザーが使うようになっていきました。
インターネット網は実際の自動車の交通網を想像していただければ良いと思うのですが、
決まった太さの道(インターネット網)を自動車が走っていく(データ通信)んですよ。

つまり増えすぎたユーザーにより渋滞が起こるようになってしまったんですよね。
これに対応するために、最初は苦し紛れだったのだと思いますが、キャリア側は「データ量に応じて課金する」ようになりました。

自動車保険などに近いかもしれません、走る距離に応じた課金・・・。

なので、単純に料金をさげて、データ使い放題にしたら、「ヘビーユーザーが帯域を独占して無知なユーザーはホームページ1ページ開くだけでも数十分かかるようになる」と思います。

格安SIM、MVNOの発生

ここ数年で一気に盛り上がった感はありますが、MVNO(モバイルバーチャルネットワークオペレーター)が多く開設されました。

これにより、現在は音声+データで2,000円/月もしない料金で利用が可能となりました。
緋色家でも、緋色さんのセカンド機、嫁さん、上の子、下の子の端末はMVNOで利用しています

冒頭にも記述しましたが電話契約は義務ではありません。
また、インターネット通信はベストエフォートなのに、その中で「中の人たち」は全契約者に満足してもらえるよう工夫したプランを開発しています。

そのため、「安価であることを優先!量と質は二の次でいいや」となればMVNOに、「めっちゃ量使うからキャリアで!」となればキャリアを使うなど、結局はユーザー側に選択の余地があるわけなので、高いと思うならMVNOに、費用の中にメリットを見いだせるならばキャリアに、各人で考えて契約すれば良いと思う。

端末の2年縛り、と言うが、2年契約しなければ契約できないわけではなく、2年契約の代わりに割引をしているわけなので、これもユーザー側に選択の余地があります。

端末の分割払いがイヤというのであれば、Amazonで端末だけ購入することができるし、MVNOの会社でも「他社で買った端末の保証」をつけられるところもあります(Nifmoなど)。


反論できない・反論してこないところへ攻撃するのはただのイジメだ

以上のことをまとめますと

・経済上向きを掲げて企業の利益率を高める政策を掲げているのに、逆行する発言はナンセンス
・「うちも高利益企業にするぞ!」という気概で生きよう。足を引っ張りあうのは日本人の悪いところ。
・スマホは多くの人に普及した結果、交通整理のための料金プランにせざるを得なくなった
・使い放題で4割安価に!なんてやったら一般ユーザーのスマホは使い物にならなくなる
・安く使おうと思えばいくらでも安く済ませる方法がある
・そのなかでキャリアの中の人たちは格安SIMに乗り換えられないように様々な工夫を凝らしている

といった感じでした。
いまいまキャリアの中で仕事しているので、今回の菅さんの発言は本当に苛立ちました。


国会議員は4割削減の余地がありますね。
根拠? 知りません。







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