「カンバン」「ジャストインタイム」トヨタ生産方式を正しく理解しているか

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媒体:紙
購買形式:古本
購入先:古本市場

トヨタ生産方式を語る本は多く、自分自身も基本は理解しているわけでしたが、目次をチラ見して面白そう!と思って手に取りました。

著者の鈴村尚久氏は、もともとのトヨタ生産方式を考案した喜久男氏の息子さんに当たる方。
本書では、トヨタ生産方式の「カンバン」「カイゼン」「ジャスインタイム」といった単語だけが一人歩きしてしまった結果、間違った参考の仕方をしてしまった製造業を一喝する内容となっています。

QCDのうち、D(デリバリ)を最優先することでC(コスト)が解決されていくというコンサル事例を数多く、本当に多くの事例を語っています。

話を読んでいると「あぁそうだよなぁ」と(自分は営業なのに)取引先の状況を思い出してそう思う内容ばかり。

例えば品番の管理方法。
同じ製品、同じラインで作るのに、ちょっと取り付けるオプションが違うとか、最後の仕上げ方が少し違うとか、そういった内容で品番が増える。
この品番が厄介で、品番の数に比例してホワイトカラー側の管理コストが増大するというのだ。

他にも、60個のロットで生産していて100個の注文が来た際に、在庫が50個だと、

「在庫なし」

として回答する。
「50個は先行納品できます、のこりは2週間かかります」など顧客対応としては当然の回答が、厳密な生産管理システムを回せば回すほどできなくなる。

そして3か月に一度の棚卸では理論在庫と実棚が合わない。


あぁ、もう、読んでいて何度頷いたことか。
取引先担当者と読み合わせしたいくらいの内容だった。


・解決法の考案はゼロベース、顧客視点、仕事方法の変革、そして変革の先に(人手が少なくてもできるいようになった故の)首切りではない、明るい展望を見せること。
・カンバンとは在庫の見える化をするためのもの。適正在庫はキチンと持つ。が、足りなくなったということを誰でも即座にわかるようにするための仕組み。
・表面的なカイゼンを実施して、ホワイトカラーの管理コストが増えてしまうのは無意味。
・営業は製造部門と顧客とを繋ぐ部門なのに、実際は電離層として働いてしまう場面もある


超・面白い内容だった。
これは絶対読んだ方が良い。





何かの参考になりましたか?^^

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